子供が生まれてからアンパンマンに触れ合う機会が多くなりました。
私自身も子供の頃にアンパンマンを見ていたんですが、大人になった今、大人目線でアンパンマンを見てみると「あれ?」と思うことが。
アンパンマンといえば、お腹を空かせた子供に自分の顔をちぎって食べさせたり、バイキンマンなどの悪者をやっつけて街の平和を守ったりするみんなのヒーロー。
そんなアンパンマンの引き立て役でもあり、最大の悪とされているのがバイキンマン。
このバイキンマン、
欲しいと思ったから他人のものを奪う、
食べたいと思ったから騙して作らせて奪う、
可愛いからさらう、
など、欲望のままに行動しています。
しかしバイキンマンの行動は、バイキンマンだけの判断でしているわけではないようなのです。
というのが、
「バイキンマン〜、私、アレが食べたぁい!とってきて!」
「バイキンマン、私、アレが欲しい!とってきて!」
「バイキンマ〜ン!あの子、可愛い!連れてきて!」
と、バイキンマンに欲望のままに命令してバイキンマンを陰で操っている人物がいるのです。
下手さ加減が微妙すぎるわ!
ドキンちゃんに命じられたバイキンマンは、
「バイキンマン、早くぅ〜!」
と、お尻を叩かれ悪事を行うのです。
その結果、
「アンパーンチ!」
と、アンパンマンにやられてしまい、
「バイバイキーン!」
バイキンマンに命じたドキンちゃんはといえば、女の子キャラだからなのかアンパンマン一行から武力行使を受けることはありません。
武力行使を受けることは
ありません
空の彼方へ消えていったバイキンマンを見て、慌てて逃げ帰っていくのです。
本当の黒幕はドキンちゃんと知ってか知らずか、アンパンマンからの制裁を加えられることはなく見逃されるわけなのです。
自分の欲望を満たすためなのに自分の手は汚さず、バイキンマンに一言命令してバイキンマンを実行犯に仕立て上げるドキンちゃん。
作戦が失敗に終わっても自分に制裁を加えられることなく、むしろ制裁を加えられたバイキンマンを責めるドキンちゃん。
しかしどこか魅力的で可愛いドキンちゃん。
最近は、このドキンちゃんを
- 小悪魔的女の子
- 憎めないキャラクター
- 魅力的
- 男(バイキンマン)を操る能力が高い
- 理想の女子
と評して、ドキンちゃん的女子を目指す婚活女子もいるんだとか。
ほんまかいな。
さて、アンパンマンの主要メンバーにはそれぞれのキャラクターの歌があります。
アンパンマン、カレーパンマン、食パンマン、バイキンマン、ドキンちゃん、コキンちゃん、赤ちゃんマンetc……。
私はそれを毎日のように子供に聞かせています。
しかし
しかしです。
毎回ドキンちゃんの歌を聞くたびに
「?!」
となるのです。
問題の歌は「私はドキンちゃん」というそのままのタイトルです。
短調です。
お金はたくさん あるのがいい
おいしいものを 食べたいし
遊んで毎日暮らしたい
なんというマリーアントワネット的な考えなんでしょうか。
いや、確かにその通りなのかもしれないけれどね、うん……。
みじめな暮らしは大嫌い
朝から晩までオシャレして
世界の中の誰よりも
美しいねって言われたい
ええ、女性たるものみんなそうなのかもしれない。
生まれた時から美人だし
頭の回転すばやいし
この世の終わりが来た時も
私ひとりは生き残る
おおっ!
すごい自信だ。
そして締めのコメントが、
わがままなのよ
そのまんま!
この歌を聞くたび、私は母親目線&姑目線で考えるのです。
もしも将来我が子がドキンちゃんのような女子を結婚相手として家に連れて来たら。
「息子さんのお仕事を支えるために、私は働かずに家を守りたいと思います♡」
♪遊んで毎日暮らしたい
「息子さんに飽きられないように、いつも綺麗な私でいようと努力します♡」
♪世界中の誰よりも美しいって言われたい
「息子さんと一生添い遂げたいと思います♡」
♪この世の終わりが来た時も、私ひとりは生き残る
とまぁ、言葉の裏をとると怖いですな。
そんな妄想をしながら、ドキンちゃんの歌を聴いている私なのでありました。
さて、キャラ物が好きではないので、子供本人が欲しいと言わない限り、なるべくアンパンマングッズは買わない!と決めていましたが、アンパンマングッズを避けて通ることは出来ませんね。
ついに買ってしまいました。
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ペンで絵をタッチすると、その絵の名前を教えてくれるんです。
知人のお子さんがこれで物の名前を覚えたと聞いて、早速購入しました。
やっぱり実際に使った人の感想というのはリアルで参考になる。
ペンのようなものであちこちつつきたい我が子にはうってつけでした。
クイズ形式にもなるので、対象年齢が幅広くて何年か使えそう。
ペンを触る楽しさ、絵をつつくと反応する楽しさ、そして物の名前を覚えられていいことずくめじゃない?!
そうそう、コップもアンパンマンの物を買いました。
それしかそのお店に売っていなかったからなのですが。
こうしてアンパンマンの音楽が流れる我が家に、だんだんアンパンマングッズが増えていき、アンパンマン色が強くなっていくのでした。
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